品種改良

小さな改良を積み重ねる。
当たり前のことをただ普通に

酪農を経営していく上で大切なのは、
一頭当たりの乳量をいかに増やすかということ。
吉浦牧場では、乳の質がよく量も多く出るように改良を重ね、
生産寿命が長く、病気にも強い牛づくりを行っています。
小さな改良を長年積み重ねて今があるように、
これからも当たり前のことを続けていくだけです。

乳牛の品種改良

吉浦牧場にいる1400頭近くの搾乳牛は、よそから買ってきたものではなく、長年かけて増やしたすべて牧場生まれの牛たち。アメリカから買い付けたトップクラスの精液を使って、質がよく乳量の多い牛へと改良に改良を重ねています。年間で500〜600頭ものメス牛を育成して経産牛と入れ換えていくので、選抜された牛だけで搾乳が行える仕組みができています。さらに付け加えるなら、その牛たちは吉浦牧場のフリーストール牛舎にあうように、脚の角度、爪の厚さなどにもこだわった脚が丈夫で、生産寿命の長い牛たちなのです。

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和牛の品種改良

飼育のノウハウがまったくなかった和牛生産も、生まれた和牛を9ヶ月間育て、その後の肥育農家さんに高くかってもらえるまでに飼育技術を高めました。さらに受精卵移植(ET)の受胎率を少しずつ高めて、5年で年間120頭以上もの和牛子牛を生産できるまでになっています。現在は自家採卵を行うための採卵牛の自家育成も同時に進めている段階です。和牛の品種改良については、関係団体と共に「元祖広島和牛」の復活に協力しています。これら和牛の受精卵移植や飼育管理技術はホルスタインと重なる部分があり、相乗効果を生み出しています。

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